黄斑の治療

黄斑のいろいろな病気

黄斑にはいろいろな病気がありますが、黄斑変性症と、硝子体手術で治す病気に大別できます。当院では薬物治療も手術治療の準備をしており対応が可能です。

この図の左側の格子は正常な目で見たものです。黄斑変性になれば右側の格子のように歪んだり暗くなったりします。

黄斑変性症の診断

黄斑変性症は最近話題になっています。網膜断層をみる新型の機械(OCT)や、赤外線眼底造影検査をすれば、多くは簡単に診断できます。従来は不治の病と思われていましたが、有効な薬物も開発されています。

黄斑変性は、網膜の下側に新しい血管が起こす病気です。

OCTという新しい網膜の断面を観察できる機械があれば、診断は難しくありません。

黄斑変性症の治療法

治療としては、「抗VGEF薬剤」があります。これは薬を目に直接投与する方法です。1回の治療は数分で完了します。多くの大学病院でも、まず最初に試みる方法として定着しています。当院でも積極的に行っていますので黄斑の病気でお困りの方、中心部が歪んで感じられる方は、ご来院ください。また大学病院等の診療を受けておられる方の経過観察も問題なく行えます。

黄斑円孔、黄斑上膜、黄斑浮腫、糖尿病網膜症

これらの治療は、硝子体手術という方法を行います。最近は、非常に小さな針穴から手術を行うことができますので、以前よりも患者さんにとって楽な手術になってきています。まだ多くの病院では入院で行っていますが、通院での手術が可能な症例も増えてきています。